もっとリアルに
もっとリアルな内容を期待していたが・・・ 会社の破綻への足跡、再建現場の臨場感、財務・法律の手当て、労使関係等、経営者や従業員、取引先といったステークホルダーの関係を、具体的な事例で紹介して欲しかった。そのほうがビジネスマンには読みやすいだろう。
資料は多いが・・・
本書ではいろいろなデータがあるが、経営者や株主にとっては面白い材料かもしれないが、一般人にはあんまり必要ない部分である。後半に登場する産業再生機構の冨田和彦氏の話が正論のようである。ただ、銀行も企業もあまりにも他人事で仕事をしているのではなかろうか?ゆでがえるの状態ではいつまでたっても世の中は良くならない。
最終章のみ読む価値あり
最後の章の本田Ptrと産業再生機構の冨山氏の対談は必見。日本で企業再生を実施するにあたって何が障害になるのか、実際に経験したものでないと中々語れない興味深い内容となっている。 それ以外はマッキンゼークォータリーで紹介された事業再生事例集であり、その内容は凡庸かつ残念ながら海外事例である。 マッキンゼーならではをという知見はあまり見られなかったので星3つ。マッキンゼーにはターンアラウンドをハンズオンで経験した人材がそれほど多くないと見た。ここからも日本に企業再生ができる専門家が少ない、という冨山氏の嘆きがわかる。
事業再生とは何か、何をするのか?が分かる本
事業再生とは、財政面を立て直すことではなく、事業の仕組み(儲かる仕組み)そのものを、再構築することだ!の主張にそって集められた論文とインタビューからなります。 サービス業の事業再生のポイント、韓国の銀行やアメリカのカジノ再建の例等から、どのように考え、何を行っていくか(何を行ったか)、事業再生のポイントは何か、組織・リーダーシップはどうあるべきか、その他ノウハウ・知識が提供されている本です。オペレーションの改善から、M&Aまで、その手法は広く紹介されています。統計を分析した本や学術的な内容ではなく、一般ビジネスマンを対象とした本でした。全然素人ですが、読みやすい(とっつきやすい)本でした。ピーンチ!!でなくても、自分の仕事を考え直すヒントが得られるかもです。
この本を買った目的は、、、
実際の事業再生手法等、事例が多く含まれていると思ったから購入 したのですが、マッキンゼーの手法に基づく調査結果等マクロの 視野で見た評論的内容の部分が多く、読むのに疲れた。 ただし、最終の産業再生機構トップの対話形式部分は面白かった。 彼の持論が飾らず、ストレートに表現されている。現在の事業再生 環境を取り巻く問題点など、具体的な話は参考になった。 マクロ的な理論を勉強したい人、具体的事例を見たい人いずれも ターゲットにしてしまっている。できれば、どちらかに絞って 欲しかった。
ダイヤモンド社
ターンアラウンド・スペシャリスト―企業再生における第三の力 ターンアラウンド・マネジメント―企業再生の理論と実務 ケースブック 企業再生 マーケティング・プロフェッショナリズム―エクセレント・マーケターの思考技術 (The McKinsey anthology) 企業再生マネジメント
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